こどもにプログラミングを学ばせる5つの理由(その1)

今、プログラミングに興味・関心を持つ保護者の方が増えています。

子どもたちがコンピュータとにらめっこしながら、ゲームを作っている、


これに何の意味があって、その時間に何を学んでいるのか?

それを親も知ることができれば、もっとプログラミングとうまく、楽しく

関わっていけるのではないかと思います。


「こどもにプログラミングを学ばせるべき5つの理由」を5回に分けてお届けします。


理由1・・・「楽しい」


プログラミングを学ぶ理由として、最初に挙げたいのは、プログラミングが純粋に子どもの

遊びとして楽しいということ。

楽しいとうのは、スマホやタブレットでゲームをして「楽しい、面白かった」というような

楽しいとは少しニュアンスが異なります。


プログラミングが子どもの遊びとして楽しいというのは、絵を描いたり、粘土で遊んだり、

楽器を弾いたりするときの「楽しい」感覚に似ていると思います。


新しい画用紙に何を描こうかとワクワクしたり、この世に存在しない自分が考えた怪物を

粘土で作ったり、自分が演奏者になりきって楽器を弾いてみたりなど、自分が想像したものを、何らかのツールを使って表現する遊びが子どもたちにはあります。


このような遊びで得られる「楽しい」感覚とプログラミングの「楽しい」感覚は同じです。

自分で考えたことや、イメージしたことが、スクリーンの中で動く。プログラミングに始めてトライした子どもがみんな、笑顔を見せるのはこの瞬間です。


プログラミングの面白いところは、単に頭の中のイメージを表現するだけではなく、子どもたちが表現したものに、工夫を凝らして遊びを発展できるところです。


例えば、キャラクターの動く速度を設定するときに、プログラミングではゆっくりした速さから、あり得ないような足の動きをする速さまで数値を変えて調整できます。


「この数値を入れたら、どんな動きをするのかな?」と、子どもたちは色々な数値を入力しながら、遅くしたり速くしたり、自分のイメージに合う動きを見つけていくわけです。


こういったさまざまな動きを何度も試せて工夫ができる環境は、子どもたちが

「自分の予想を超えた面白いもの、複雑なものを作れる」という楽しさを与えてくれます。


ただし、プログラミングツールを与えれば、すべての子どもが楽しんで遊ぶというわけでは

ありません。子どもが楽しく学ぶためには、大人の関わり方や言葉がけも大切です。

この「楽しい」を是非一度、子どもに体験してみて欲しいと思います。


そして、

パソコンに向かって集中して作成している子どもの顔つきを見てください。

スタートボタンを押してキャラクターが動いた瞬間の笑顔を見てください。


自分で作った!と自慢する子どものドヤ顔を見てください。


今まで見たことのない、子どもの表情に出会えるかもしれません。



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