こどもにプログラミングを学ばせる5つの理由(その2)
「こどもにプログラミングを学ばせるべき5つの理由」の理由2をお届けします。
理由2・・・「問題解決能力」を養える
これまでの社会は大量生産が産業構成の軸にあり、与えられた仕事を効率よくまっとうする
人材が必要とされてきました。
学校教育においても、知識を正しく覚えて、与えられた課題を正確に効率よく解ける能力が
求められました。しかし、インターネットが登場したことで膨大な情報を簡単に入手でき、
時間や場所などの様々な制約を超えて、新しいことが次から次へと生まれる時代へと変化
しています。
このような世の中では、移り変わる状況に柔軟に対応しながら、自ら問題を設定して考え、
判断し、答えを見い出していく能力が求められるようになってきています。
まさに問題解決能力が必要な時代になりました。
プログラミングは、このような問題解決型学習で学べるのが特徴です。プログラミングは
知識を前もって詰め込んだりせず、子どもたちの「作品づくり」や「モノづくり」を大前提に進められる学習だからです。
自分の作りたいものを作るプロセスの中で、問題解決型の課題に挑むことができることです。
例えば、子どもたちが「シューティングゲームを作りたい」と思い、点数が出れば面白く
なると考えたとします。
プログラミングでは、この「点数をだせるようにしたい」という行為そのものが1つの課題として設定され、自分で課題を解決する方法を考えます。
同じようなゲームのコードを見たり、ネットでヒントを見つけたり、友だちや周りの大人に
アドバイスをもらったりと、さまざまな解決方法を自分で探って試しながら
「点数が出るためにはどうすればいいか?}という課題を解いていきます。
そこには「こうしなければならない」という決まった正解や、どんな計算をしなければならないというルールもありません。
子どもたちは自分で課題を解決するために情報収集や試行錯誤、意志決定することが求められ、間違っていた時やうまくいかないときには、もう一度、一歩前に戻ってプロセスを見直します。
プログラミングの学習は、基本的にどんな作品をつくったとしてもこのプロセスの繰り返しです。
これは仕事を進めるうえで基本と言われているPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルと同じで、課題を解決するための必要な手段でもあります。
将来の仕事で必要なスキルを楽しみながら習得できるプログラミング学習を是非一度体験してください。
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