こどもにプログラミングを学ばせる5つの理由(その3)
「こどもにプログラミングを学ばせるべき5つの理由」の理由3をお届けします。
理由3・・・将来の可能性を広げる
「今の子どもたちの65%は大学卒業時には、現在存在しない職業に就くだろう」
2011年、アメリカのデューク大学研究者キャシー・デビットソン氏が語ったこの言葉は
メディアなどで大きな波紋を呼びました。
テクノロジーの進化やIT化によって将来なくなるであろうと言われている職業も多く、
デビットソンのこの言葉は、今後ますますITが社会を変えていくことを物語っています。
こうした先が見えない社会において、どんな仕事にも役立つと考えられるプログラミングを
学べば、子どもたちの「できること」や「選択肢」を増やすことにつながます。
プログラミングは子どもの幸せを願う保護者の「将来の仕事に役立つだろう」という
セイフティーネット的な捉え方ばかりではありません。
プログラミングはもっと子どもたちの人生に深く入り込んで、彼らが持つ”縛り”、例えば、
年齢や学校、住んでいる地域などの制約を取り払い、自らの人生を変えるようなチャンスを
つかむ武器にもなります。
プログラミングスキルが世界的に求められている理由の一つが「深刻なエンジニア不足」です。
経済産業省によると、IT人材が現在は17.1万人が不足していると推計されており、今後の人口
減少に伴い、2030年にはIT人材不足数は78.9万人に上ると予測しています。
IT化の波は生活のあらゆるシーンに押し寄せており、製品だけでなく、サービスにもITが活用されています。
ITから完全に離れて生活することは、もはや不可能といっても過言ではないと思います。
インターネットは日々の生活を支えていますし、直接的には見えづらい様々はインフラ
(電車や電気・ガス・水道など)もITで制御されています。
自動車も今ではコンピュータの塊です。
今後、ITがなくなることは絶対にありません。IOT(モノのインターネット)も普及の一途をたどっており、テクノロジー関連企業が今後も伸びる産業であり、かつ必要とされる産業であることは疑いようもありません。
私たちは今後、より身近な生活レベルでプログラミングが必要になる時代を迎えます。
「プログラミングができる」ということが価値の高いスキルの一つとなっているのです。
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